今週のお題「母の日」
こんにちはトーマスです。
今週のお題は「母の日」って事で、母の日にあったこと、子供と話した事なんかを書きましょうかね。
【長女と車内での会話】
長女「ねぇねぇ、うちが大人になったらさぁ、やっぱり家出たとしても毎月いくらかは家にお金を入れてくもんなんだよね?」
桃益「は?それ何情報?親得情報?」
長女「イギリス人はみんなそうするんだよ(ドヤ顔)」
桃益「そもそもあなたイギリス人じゃないからね」
長女「いや~ほら、それが育ててもらった恩を返す事っていうか、当たり前の事じゃない?」
桃益「またなんかY○uTubeかなんか見て感化されたかね」
長女「フヘヘへ、違うよ~」
桃益(図星か)
長女「でもほんとイギリス人とか外国人はそうなんだってさ」
桃益「あ~多分だけど、向こうの人達は日本人と違って自立心が強いから親が子供の学費を払うのが当たり前っていう感覚じゃないんだよ。親はあくまでお金を立て替える感じだから、子供は大人になって働けるようになったら親に返済していくっていうことなんじゃない?」
長女「じゃあやっぱりうちもそうした方が良いって事だよね?」
桃益「いや断る」
長女「え?なんで?笑」
桃益「子供ってのはさ、赤ちゃんの時点でとっくに一生分の支払いを親に対してしてくれてるんだよ。だから大きくなったら親孝行しようなんて思わなくていい。貰いすぎる事になる。
親孝行を考えるよりも、大人になって自分で稼げるようになったら自分を磨いていくためにお金を使いなさい。
その日その日をなんとなく生活に追われていくように過ごすんじゃなくて、自分に投資をする感覚で目的があるなら目標額を決めて一生懸命貯めて、目標額になったらドバッと目的に使いなさい。
親に払ってる場合じゃないよ。」
長女「え~?」
桃益「子供は自分のところに来てくれただけでも凄い事で、存在してるだけで凄い価値なんだよ。親は子供の身のまわりの世話をしてるかもしれないけど、親を育ててくれてるのは子供なんだよ。だから授業料としてこっちが払わなきゃいけないくらいなんだよ」
長女「じゃあお金ください」
桃益「最低ですねあなた」
最後はなんか汚れてしまった大人の会話みたいになってしまいましたが、親が子供に出来ることなんてたかが知れてて、親は親になった時から無条件の愛を子供からもらい続けてるんです。
恩返しをしなきゃならないのは親のほうなのかもしれません。
でも、親に恩返しする必要はなくとも、親に感謝の気持ちを持つ事は必要ですね。親にってより人同士の在り方として?
【その日の夕方】
パートナーの母から何故かお小遣いをもらった子供達は有頂天でした。
暫くして次女と三女がいないことに気付いたパートナーがブリブリ怒り出しました。
パー「お小遣いが入ったからヤッホイ気分でB○○K・○FFに行ったな。帰ってきたら怒るから!怒ってもいい!?」
桃益「あーうん、どうぞ」
パー「こんな遅い時間から出掛けるなんてブツブツブツブツ」
そして辺りが暗くなった頃ようやく自転車音が。
トーマスはたまたま外にいたので二人に言いました。
桃益「パートナーめっちゃ怒ってるよ」
次女「え、なんで?」
桃益「お小遣い入ったからB○○K・○FF行ったんだって。こんな遅い時間に何事だ!って」
次女と3女が顔を見合せ、おずおずと、しかしどこか晴れ晴れした表情で言いました。
次女「こんな時間にBO○K・○FFなんていくわけないじゃん」
3女「母の日のプレゼント買いに行ってたんだよ」
2人の手には造花のカーネーションの鉢植え。
トーマスはニヤニヤしながらパートナーに電話。
プルルルルプルルルル
パー『はい』
桃益「帰ってきたよ。2人とも母の日のプレゼント買いに行ってて遅くなったんだってさ」
パー「・・・あーーー・・・そなんだ。そゆことね」
何故かカタコトになるパートナー。
桃益「だから怒らないでやってね」
パー『まぁ、そゆことならね。ワカッタ~』
ピッ
桃益「パートナー怒ってなかったよ」
3女「ほんと?」
桃益「そういうことならって納得してたよ」
次女「びびった~」
学校行事とかではなく自分達で考えて母の日をお祝いしてくれるようにまで成長したんだなぁ~って、ちょっとしんみり嬉しくなりましたね。
当たり前のような日常で、いつしか照れくさくて伝えられなくなった感謝の気持ちを堂々と伝えられる日。
それが「母の日」なんだなぁと思いました。
いつもあなたが笑顔でいられますように。
それではまた!