こんにちはトーマスです。
うちには反抗期と言われる年頃の子供が数人います。
実感としてなんですけど、反抗期と思える時期は
・2才
・4才
・小学2年生
・小学5年生
・中学2年生
・高校1年生
くらいの期間で来てたんじゃないかなって思います。
ただね、今回の回は本当に参考にならないかもしれません。何故ならトーマスは反抗期に気付かない。
上に挙げた年齢は、後々思い返して(そういえばこのくらいの時の○○なんでもかんでも周りにケンカふっかけてたなぁ)みたいな印象だったってだけの話で。
反抗期の時期や長さは個人差が大きく、1週間くらいの子もいれば何年も継続する子もいると思います。
ある時、うちの子達と同年の子達の親御さん方が
「もう、反抗期で本当に困る」
てな事を話してたのをきっかけでトーマスの探究心に火がつきました。
目次
【トーマスの子供の反抗期っぽい時期の記憶を掘り起こしてみる】
恐らく人生最初の反抗期って1才後半~2才までじゃないでしょうか。
【イヤイヤ期】ってやつですね。
確かにうちもそんな時期がありました・・・ありましたかな?短期間あったような気がします。
《2才児時》
「はい、パンツはいて~」
「イヤ!!」
「そうか嫌か。イェーイ♪やったね!じゃあこのパンツはトーマスがはくとするかな」
「イヤー!!」急いでパンツをはく子供。
「トーマスそのパンツはきたかったなぁ。いいなぁ。めっちゃ格好いいじゃん。めっちゃ自分ではけてるじゃん。天才じゃん」
子供ニヤリ。
反抗されてる感が0です。結局ちゃんとパンツはいてくれてるから。おまけにドヤ顔いただいてますから。
《幼稚園時》
「幼稚園行くよー」
「やだ!!幼稚園いかない!!」
「そうか嫌か。嫌なら仕方ない。じゃあ幼稚園やめるか。友達と会えなくなるのは残念だけど」
「幼稚園やめたらお友達と会えないの?」
「うん?だって会う時なくなるじゃん?」
「お友達が幼稚園から帰ってきたら遊べばいいじゃん」
「いやぁ、お友達もお友達のお母さんもそこまで暇(ひま)じゃないと思うんだよね。みんな色々忙しいからさ。会って遊ぶチャンスは幼稚園に行った時くらいしか無いんじゃない?」
「・・・幼稚園いく」
幼稚園児でも事実のみを述べると自分でどうするべきかを考えるようで、ちゃんと損得勘定をするものだと思った記憶があります。
《小学2年生時》
この時期は下に1年生が入ってきたことで、【しっかりしなきゃ】という気持ちがストレスになっているのか、家で下の子達に横暴になることがちょくちょくありました。
「妹ちゃんにどうして冷たいの?」
「別に冷たくしてないけど」
「さっきも妹ちゃんが一生懸命話し掛けてたのを全部無視してたでしょ?」
「無視してない。聞こえなかっただけ」
「ふーん。そうか、聞こえなかったんだ。じゃあ仕方ないか」
この会話の後、丸1日トーマスは娘を無視。
焦った娘は一生懸命話し掛けてきますがとにかく全部無視。
みかねたパートナーが「それはやりすぎなんじゃない?」とこっそり言ってきましたが、「大事な事だから。そのかわりパートナーはいつもより優しくしてやって」とだけ言って翌日の夕食時まで続けました。
そして翌日夕食時、めげずに何とかトーマスの視線を自分に向けようと一生懸命話し続ける娘の話を止めました。
「娘ちゃん。昨日からトーマスが娘ちゃんの事無視してるの気づいてたよね?」
娘は少し黙った後に号泣し始めました。
「辛かったよね。ごめんね。だけど昨日から娘ちゃんが感じてた気持ちが普段娘ちゃんに無視されてる妹ちゃんの気持ちだよ。娘ちゃんも学校でいっぱい頑張ってるからイライラすることもあるだろうけど、そういうのを何もわからない妹ちゃんにイライラをぶつけるのはただの弱いものイジメだよ。トーマスが昨日から娘ちゃんにやっていたのは立派なイジメだよ。イジメってこういう事だって事忘れないでね。家族だからイジメとは言わないなんてことは絶対にないからね。イジメてごめんね」
娘は号泣しながらも何度も頷いていました。
現在はイジメを最も嫌う正義感溢れるギャルに成長しましたが、この正義感が最近おかしな方向に向かっていっているのでただいま色んなアクションをしかけてみて観察中です。
《小学5年生時》
とにかくパートナーへの反発が凄かったです。
パートナーもムキになって怒るので、互いに互いを嫌い合うようにまで発展。
何かにつけて不機嫌になることが多かったので、その不機嫌さがどこからくるものなのか、トーマスにとってはとても興味深い観察対象でした。
言い争う2人を見ていて思った事は、
・娘は親であるパートナーが偉そうに命令するのが気にくわない。
・パートナーは娘の反抗期的な態度や物言いが気にくわない。
トーマスからしてみれば娘は反抗しているわけではなく、ただ自分の気持ちや言い分を言っているだけに見えました。
パートナーが腹を立てるのは娘が自分の思う通りにならない憤(いきどお)りからくるものでしたので、そりゃ噛み合いませんよね。
この時期に周りのお母さん方の会話を耳にしたので、(そうか!これが世間で言う反抗期ってやつか!)とペッカーンとなり、【オラ、わくわくすっぞ!】状態に突入。
よし、反抗期の子供の心の映像はどんなものなのか視てみようと閃(ひらめ)くゲスなトーマス。
が、ちょっとだけ視てすぐ止めました。
何故なら中身も外見(そとみ)も違いが全く無かったから。要はわざわざ視る必要が無かったってことです。
そうか、自分の中にある感情が外に向けて全力開放している時期、それが反抗期と呼ばれる時期なのだと思いました。
・うるさい人間(親)とは話したくないから喋らない。(わかってることを何度も言われるから腹が立つ)
・自分が怒っている事を相手に知らせたいから大きな音を立てる。(ドアを乱暴に閉める等)
・親が説教してる時は一方的に言われてる感がし、自分の意見を、存在を否定されているようでカチンとくる。
・自分には自分の考えがあるのに!!
うん、ちゃんと態度で言葉でわかりやすく訴えてますよね。反抗でもなんでもありません。正直になってるだけでした。
【反抗期は面白い】
【反抗期】って言葉は、要は親目線から見た言葉なわけですね。
親の思い通りにならないから反抗されてるように感じるっていう。
この言葉を変えてみて【正直期】と名付けると、面白い事にズンズン子供の本音を見る事が出来るチャンス期にも思えてきます。
(めっちゃ怒ってますやん)
(めっちゃムカついてますやん)
(めっちゃ照れくさがってますやん)
(めっちゃツンデレですやん)
みたいな。駄々漏れ状態です。トーマス関西に住んだことすらないですが。
反抗期ピーク時、娘と2人になった時に言ってみたんですよ。
「娘ちゃん知ってた?今自分が反抗期ってやつなの」
「え!?うち反抗期なの!?」
「うん、多分、世間的には?だけど反抗してるつもりなんて無いでしょ」
「全く無い」
「そりゃそうだよね。自分が思ってる事を我慢しないで言ってるだけだもんね。反抗期って親目線の言葉だからねー」
「ふふ、そうか、うち反抗期だったんだぁ。だからイライラしてたのかぁ」
「いやいや、反抗期だからイライラしてるわけじゃなくて、自分の考えを頭から否定されたら大人だってイライラするでしょ。自分の考えが出てきた、ただそれだけのことだよ」
「ふふふ」
小学5年の娘の反抗期、1、2週間で終了。ややデータ収集不足感が否めませんでした。
今現在データ収集を再開させ、色んなアプローチを仕掛けて反応を見ています。超絶面白いし、たまにヒートアップしすぎてやりすぎます。トーマスの悪い癖です。子供も堪ったもんじゃないと思いますこんな親でごめんなさい。
【子供が反抗期に突入した時の対処法】
「うちの子反抗期だわ」と思った時、自分の反抗期時代を思い出してみてください。
アルバムを引っ張り出して想いを馳せるとより効果的かもしれません。当時の記憶がダイレクトに甦るので。
「私も親に超絶ムカついてたっけな。あの子もそうなんだな」
なーんて思えるかもしれません。
ただ、乱暴な言葉や乱暴な態度を子供にとられた時にそんなセンチメンタルな感情は一気に吹き飛ぶと思います。
そんな時はその場で怒るのではなく、一旦子供から離れてみてください。そして自分が何故今腹が立ったのかを確認します。
・子供に腹が立ったのか
・子供の言っている内容に腹がたったのか
・子供の態度に腹が立ったのか
・子供のそんな様子に何故自分はこんなに腹が立つのか
・何故子供は自分にそんな態度をとったのか
これらを1つ1つ確認していくと子供の気持ちと同時に自分の気持ちや思い入れまで浮彫りになってきます。そして子供に伝えるべき事、伝えなくても良い事がわかってきます。
子供を子供として考えていると親の判断基準が優先されてしまいます。これは結構邪魔な判断基準です。
子供を【人】として考えると、これが変わってきます。人としてどうなの?みたいな。
人としてどうなの?っていう事柄は案外少ないです。
部屋が散らかってたって不潔になるのは自分だし、言葉遣いが悪くたって嫌われるのは自分だし、勉強しなくたってテスト時に慌てるのは自分だし・・・まぁ特に親自身にダイレクトに迷惑がかかることはあまり無いんですよね。
だけど、暴力を振るわれたらこっちが痛いじゃないですか。
暴言をはかれたらブロークンハートするじゃないですか。※ブロークンハート=心が壊れる
ドアを乱暴に閉められたらドアの蝶番(ちょうつがい)が緩んで締まりが悪くなるじゃないですか。
壁に穴開けられたら修繕費かかるじゃないですか。
ぶっちゃけ迷惑ですよね。だからその辺はリアルに治療費や修繕費がかかるので「請求させてもらいます」で良いんじゃない?だめか。冷たいか。じゃあ説明して注意だけでいいか。
トーマス、ドアを乱暴に閉められた時、
「腹を立てるのと家を痛めるのは別問題だから!腹を立てるのは良い!だけど家を壊すな!」
って怒ったことあります。軽く請求をほのめかす発言もしたような気がします。
「働くようになったら払えばいいんでしょ!!」って言い返されたから多分請求したんだな、うん。
「遅いわ!!今払えないことはわかりきってるんだから乱暴にしなければいいだけの話だわ!」って返事したな、うん。
そんでもって子供が何に対して腹を立てているのかを言語化してみせます。
「○○がこうだからムカついてるんでしょ!?」
そうするとね、図星の場合黙ります。「なんだこの親わかってんじゃん」みたいな感じで。その後態度は軟化(なんか)します。
たまに「それもあるけどそれだけじゃない!!大体いつも☆£¢$!!プギャーッ!!」って思わぬ本音を引き出せる時もありますので一石二鳥です。
口数の少ない子の場合は親の一人語りのように子供の気持ちを代弁してみると軟化する場合があります。
「○○の時ってこういう気持ちになるよね。そういうのって納得いかないし、もういいやって気分になっちゃうよね」みたいな。
口数の少ない子はその分自分の中で沢山の言葉や感情でいっぱいになっているので、わりかし聡明な子が多いです。だから定期的にそれを引き出してあげると子供自身が楽になるようですし、同時に親を信頼します。
【子供の気持ちがわからない時はどうすればいいの?】
普通にしててください。いつもと同じように接し、気を使う必要はありません。変に聞き出そうとしなくてもいいです。当たり前の事を当たり前にやっててください。
子供はその間も自分の中で沢山の事を考えています。
当たり前のその姿こそが、子供の全てを受け入れてる姿となりますので。
【最後に】
この記事を書いていて思った事は、トーマスの子供達は大変だなぁということでした。
だってうちの子達、みんなトーマスの実験や猿芝居や我が儘に付き合ってくれてるんですもん。実に優しく賢い子達です。
多分トーマス、前世でこの子達の妹とか弟とか子供だったんじゃないかなぁって思います(視てないけど)。そのくらいトーマスに協力的です。感謝感謝。
こんなところで本日はここまで!
いつもあなたが笑顔でいられますように。
それではまた!