こんにちはトーマスです。
トーマスが初めてチェスをやったのが小学生か中学生くらいだったと思うんですけど、1番上のおネイさんに教わって、そこからごくたまにやったりしてたんです。
大人になってからもやるやらないは別としてインテリアとしてガラスのチェス盤を所有してたりして、なんかなんとなくチェスが好きだったんですね。
だけど子供に何度か割られたり無くされたりを繰り返してチェスの所有を諦めてたのですが、どうもチェスはとても脳に良いらしくて、1週間に1度チェスで遊んでるだけで学校の成績が上がるという情報を仕入れまして、休校期間中に(これは買わねば!)とチェス盤を購入しました。
いざチェス盤が届くと子供達はザワザワワクテカ。
トーマスもやり方が抜けてたりしたので、みんなでネットで駒の動かし方を検索したりしていざやってみてある事に気づきました。
普通は将棋やチェスの初心者は駒をなんとか動かす事に精一杯で相手の駒の動きを読むなんてことはしないものです(多分)。
しかし、普段から「宇宙の始まりはどうなってるの?」「人間はどうして考えるの?」などの質問を頻繁に投げかけてくる8才の娘と対戦した時、恥ずかしながら冷や汗をかきました。
駒の一手目から凄く考えるのです。チェス初めてにも関わらず。
そしてブツブツ呟きます。
「これを動かしたらこれが通れるようになるから・・・これはジャンプできるから置いといて・・・」
え?
ちょwww
こわいwww
それでもまだ初めてだしな、なんて思いながら進めてまして、途中で長男に邪魔をされゲーム中止となりました。
その後8才の娘のすぐ上の娘と対戦したところ、わかりやすい初心者の動きで難なく勝てたわけですが、そこからまた幼児組がいない隙を狙って8才娘と再戦。
結果はトーマスの惨敗。
娘は人生で2度目のチェス。
トーマスが娘を侮ってたのもありますが、初っ端からクイーン(1番縦横無尽に動ける最強の駒)をとられてから次々と強い駒から捕られていき、かつ娘の方はがっちりキング(王様)を守り固めて手が出せない状態に仕上げられていて、最終的にトーマスの方は丸裸にされキング1つで戦うハメに。
キングは1マスしか動けないかわりに全方向動く事が出来るので仕掛けてくる娘の駒を地味にとっていったのですが、それに気づいた娘が戦法を変え、トーマスが逃げる先に次々と駒を配置していき逃げる場所も攻める場所も無くされ見事チェックメイト。
この話をするとみんな笑って信じてくれず、
「どうせ手加減して勝たせてあげたんでしょ?」
と言われたりしたので、甥っ子が遊びに来た時に対戦させてみたところ、速攻で娘にコテンパンにされていました。
甥「トーマスちゃんの話、最初は盛ってるかと思ってたけど、3手目あたりで負けを確信したwwwいやマジでやばいよこの子」
この8才娘は娘達の中で1番言葉が出るのが遅かった子でして、4才でやっと話せるようになったかと思ったら何時間でも無限に喋り続けられるお喋りマシーンに変貌し、唯一トーマスに
「すみません、もう勘弁してください」
と降参させた経歴があります。
他の子達もお喋りなのですが、みんなネタが尽きると同じ話を何度も繰り返したりする中、彼女だけは延々と違うネタを話し続けるので
「それさっきも聞いたよ」
と逃げる事が出来ないのです。
パートナーとは
「この子は喋れない期間にいっぱい想いを貯めてたんだろうね。だからそれが今全部出す事が出来て嬉しいんだろうね」
なんて話してたわけですが、それが年を重ねるごとに頭の中の熟考レベルが跳ね上がってきている感じです。
例えば学校の勉強などの場合、どちらかというと読解力が弱く、問題の意味がわからないことが多々あります。
そこで1つの問題を納得するまで教えていくと、そこから先はババーン!と全問スラスラ解いていき、更には他の問題も最初の問題を応用して自分でどんどん解いていく、というような事をやり遂げます。
更には絵なども、光と影の付け方と、どうしてそうなるのかを説明したところ、空の景色が写りこんだ水溜まりの絵を描いたり立体的な絵を完成させたりと才能を見せつけてくれます。
更に更には、昨日の話なのですがこんな事もありました。
8才娘「うちは〇〇時までに宿題と明日の支度をおわらせてね、って言われた方がしっかり出来るタイプだから、時間を決めてもらっていい?言われないとついスマホ見たくなっちゃうタイプだから」
桃益「え?んと、じゃあ17:30までに宿題と支度終わらせてね」
8才娘「オッケー!ありがとう!」
この会話の後、トーマスがスマホを無くして慌てていると、
8才娘「今日は買い物行った?」
桃益「うん、庭で車停めてスマホで時間を確認してるから店に置き忘れは無いと思う」
8才娘「車を出る時荷物出した?」
桃益「車に積んでた自転車を出したかな」
8才娘「家ではスマホ使った?」
桃益「それが記憶に無いんだよねぇ。使ったような使ってないような・・・」
8才「わかった」
言うなり家を飛び出す娘。
帰ってきたその手にはトーマスのスマホ。
桃益「え?凄い!どこにあったの?車の中はいくら捜してもなかったのに」
8才娘「自転車出したって言ってたから手を空ける為に自転車のカゴに入れたか、ポケットに入れて落ちたかだと思って見に行ったら自転車の横に落ちてた」
えwwwなにこの名探偵www
思わずコ〇ンの事件解決時の曲を娘に披露してしまいました。
その後娘はしっかり17:30までに宿題と支度を終えていたのでかなりの勢いで尊敬しました。
娘は常に多角的に物事を見ていて、自分の弱点も能力値も把握しているようです。
コロナ休校の前まではなんだか沢山のストレスを抱えていて、常に目の下に隈(くま)を作っていたのですが、この自粛期間で自分の特性や好きな事を見つけた事で今は生き生きと生活しております。
実は彼女には実験的に幼少の頃から【お金持ちマインド】を植え付けてきました。
・お金そのものに綺麗も汚いもない
・お金は物々交換の負担を軽くしてくれる便利な金券に過ぎない。
・お金を人に例えてみるとお金の使い方がわかる。
※適当に扱えばお金に嫌われるし、大切に思って大切に接すればお金から好かれる。
※人が自分を好きでいてくれる人の事を好きになるように、お金も自分を好きでいてくれる人の事が好き。
※お金が好きな事を恥ずかしいと思って隠したりするとお金も悲しくなる。
・お金は貯める為にあるものではなく使う為にあるもの。
※貯めるだけでは何の役にも立たなくて不貞腐れてしまう。
※だけど無駄遣いはお金を疲れさせてしまう。
※人から喜ばれるお金の使い方をすればお金も喜ぶし、色んな場所へ行ける。
※お金を使う時は【使う】という意識ではなく【巡らせる】という意識で使う。
※貯金を覚えたら、次はそのお金をどう増やしていくかを考え、貯めつつ増やしつつ循環させていく方法を考え調べ探す。
等など。
その結果、8才娘は7才になって毎月少ないながらお小遣いを貰うようになってから順調に貯め続け、2年で2万5000円(お年玉やじぃじばぁばから貰ったものは別口)の貯金に成功。
しかもケチケチと貯めているわけではなく、どうしたらお小遣いが増えるのかを考え実行し、貰った額の3分の2は必ず貯金し、残りの3分の1は家族への誕生日プレゼントや妹弟達に何かを買ってあげたり、募金したりなどしていました。
使うべきところは惜しみなく使い、使わなくてもいいところはきちんと財布の紐を締める。
そして必ず挨拶などの声がけや感謝の言葉を当たり前のようにふんだんに発し、食べ物や身につけているもの、使っているものに対しても心の底から感謝する。
8才娘「食べ物さん達は人間に食べられるの嫌じゃないのかなぁ」
桃益「嫌だろうねぇ。怖いだろうし痛いだろうし悲しいし苦しいだろうねぇ」
8才娘「じゃあ食べない方がいいのかなぁ」
桃益「痛かったり悲しかったりして食べ物になった動物とかは食べられた事でまた新しく生き直すんじゃない?」
8才娘「人間の血とか栄養とかになって?」
桃益「うん」
8才娘「それじゃあうちらは食べ物さん達のおかげで生きてられるんだねぇ」
桃益「そうだねぇ」
8才娘「だから食べ物さんは無駄にしちゃだめなんだね」
桃益「ほんとにそうだね」
こんな調子です。
彼女は際限なく言葉を繰り出しながら、頭の中では言葉に出している以上に熟考しています。
まるで賢者のようで、そんな娘を見ながらトーマスは思うのです。
あ、トーマス完全に人間的に抜かれてるわwww
と。
娘に恥ずかしくない親になりたいのでトーマスも頑張っていきたいと思います。
その為にはまずチェスで勝てるようになりたいです。
それでは本日ここまで!
いつもあなたが笑顔でいられますように。